Presencing Newsletter Issue 16 仮面を外す:閉じた顔-開いた顔

Presencing Newsletter Issue 16
仮面を外す:閉じた顔-開いた顔

米国の偉大なる大統領エイブラハム リンカーンは、かつてこう言いました。中年期に差し掛かIssue 16 image 1ると、私たちの顔は開くか閉じるかになる、と。彼が気づいたのは、開いた顔を持つ人々は人生を大切にしているということでした。そうした人々は、様々な表情が可能です:愛、悲しみ、好奇心、敏感さ、そして思いやりなどです。

人生に不信感を抱く人々は、閉じた顔を持つことになります。閉じた顔というのは、表現が難しい顔と言えるでしょう。顔の筋肉が、慢性的な人生の状態に適応してしまっているのです。恐らくその人は、痛み、恐れ、怒り、不信感をたくさん抱えているのでしょう。怪我をして石膏のギプスをして固めるように、閉じた顔は感情的に防衛的になり得ます。開いた顔は表現力があり、映し返しができます。閉じた顔はしばしば、閉じこもり、防御的です。

Issue 16 image 2閉じた顔がその緊張状態を変えるには、何百という筋肉を使うことになり、それによってこれまでにない表情が可能になるのです。この閉じた顔は、フェイスリフトを受けた場合にも起こり得ます。若く見せるため、皺のある皮膚が選択的に強張らせられる…その結果、表情が制限されます。

ボトックス治療は、強張りが強すぎる筋肉をリラックスさせます。しかし、クライエントが自分で抑制された筋肉を活性させるのは困難となる可能性があります。これらの「若さの仮面」もまた、表現力を発揮することはあまりできません。ボディワーカーやエステティシャンは、こうして通常の組織反応を人工的に制御しているのを(手で)感じ取れます。私の経験では、人間のタッチとクライエントの感覚的な認知意識を用いることで、通常の休息状態での筋緊張にある自然な美しさと、開いた表現力の手助けができます。

顔は鏡です。開いた顔は、鏡として他の人たちを映し返してあげられる能力があります。このIssue 16 image 3鏡となることは、真の美しさの源泉です。エステティシャンの顔が「若さの仮面」という閉じた顔であるよりも、クライエントのための表現力ある鏡であることは重要です。自分の顔という鏡を磨き、防衛的な仮面の下に隠されているその人を精確に映し出してあげる必要があるのです。閉じた顔が恐れと痛みを表現し、その人の苦しみに思いやりを感じるとき、私たちの映し返しが防衛的な仮面を緩めるのに役立てるからです。

また、人が内側から顔の組織を的確に感じられるよう手助けをしたなら、その人は仮面が溶けて行くのを感じることになるでしょう。(そのために)働きかけることができる特定の筋肉群があります。最初の、そして最も重要な筋肉は、噛んだり噛み砕いたりするための筋肉です。中国の易の八掛に、「噛み貫く」というのがありますが、それは意志の力で大きな問題と取り組むという意味です。

閉じた顔の人は、人生の問題を噛み締めています。きっとその人は軽視されていると感じているのでしょう。もしかすると、自分が歳をとって魅力がないと感じているのかもしれません。あるいはたくさんの心配事を抱えているのかもしれません。感情を制御し、自分の行為を制限して噛み締めている人がいたら、他の顔の筋肉に強く影響を与えている、噛むための筋肉群を緩ませてあげることができます。

それでは、噛むための主な筋肉群にクライエントの自覚的な意識をもたらしていきましょう:Issue 16 image 4.jpgまず咬筋、翼突筋、そして側頭筋です。それから、首の特定の筋肉:舌下筋群、胸鎖乳突筋、射角筋群です。これらの筋群がリラックスすると、エステティシャンもボディワーカーも、施術がどれだけうまくいったかはその人の顔を見ればわかるでしょう。クライエントの自覚的な意識を用いると、これらの筋肉群は傷みや機械的な圧力、侵襲性のある注射などを用いずともリラックスできるのです。すると、クライエントは防衛的な仮面をという重荷を解放することになるでしょう。
セラピストの力を借りたりスキンケアのための準備をしたりする前に、これらの主な筋群の痛みや無感覚を解放するのは重要なことです。言葉と表情を用いて、私たちが仮面の下のその人をただ映し返してあげると、開いた表情と美しさを感じることに意識的になります。これは、身体の内側でとても良い感覚を生み出し、クライエントをリラックスさせ、筋肉と関節に感覚的な影響を創り出します。この主要な筋肉への働きかけをした後は、他の顔の筋肉は通常楽になります。

また、顎関節にもクライエントの認知的な意識をもたらす必要があります。この関節はしばしIssue 16 image 5ば、噛む筋肉の上で閂(かんぬき)のように固まってしまっていることがあります。ここに意識を持って行くことで、顔のみならず上半身にもリラックスした感覚が生まれます。そのため、上半身を通してさらに表現の自由を得られた感覚がするのです:それは腕、首、顔、肩、それから声にまでそうした感覚が生まれます。

年齢を重ねた人たちは、こうしたエステティクスのようなアプローチに大変よく反応します。高齢者は内側で美しさを感じ、それを外に表現したいと感じています。そうした方々に、どうかこの機会を与えてあげて下さい。その人たちが着けている重い仮面を手放す手助けをするだけには留まりません。その人たちは、人生により多くの感謝の念を覚えることに気づいていけるようになるでしょう。

「目の前にある美、後ろにある美、私の周りは美しさばかり…美しさの中に入らせて…私が最期の歌を歌うとき、ただ美を美しくあるままにさせておくれ。」
〜ネイティヴ アメリカンの祈り
Issue 16 image 6

 

 

 

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